歯が失われた部分を補う治療として、これまでは入れ歯やブリッジが一般的に行われてきました。入れ歯やブリッジは健康な歯を削ったり負担をかけるため、将来ほかの歯を失うリスクがありました。
これらの治療方法にかわるものとして、インプラントは人工の歯根を埋め込み歯肉としっかり結合させて、咀嚼機能が回復させます。また、天然歯と同じような自然で美しい見た目を再現することができます。
患者さまのご要望をお伺いし、治療について内容や期間などのご説明をします。口内の診断するため、問診や検査、レントゲン撮影、CTスキャンを行います。
診査結果をふまえて、患者さまにあった治療計画を立てます。口内の状態やインプラントの治療方法について患者さまにも分かりやすくご説明した後、治療を受けていただくか決めていただきます。
人工歯根となるフィクスチャーを顎の骨に埋め込む手術をします。
手術の翌日に消毒をし、骨とインプラントがしっかり結合される間、治癒期間をおきます。治癒期間は、骨の状態や治療方法によって個人差があります。
(ストローマンインプラントの場合、即時埋入法では即日、通常の治療方法では3〜6週間、骨造成が必要な方は3〜6ヶ月おきます。)
当院では、歯の主な構成物質であるHA(ハイドロキシアパタイト)で構成されているインプラントを使用しております。歯のエナメル質の95%以上、象牙質の70%がHA(ハイドロキシアパタイト)で構成されています。このため生体組織との親和性が高く、骨と強固に結合する性質があります。
フィクスチャーの頭をだす手術を行います。そして、フィクスチャーと被せ物を連結するためのアバットメントを取りつけます。
被せ物を作るための型どりを行い、完成した人工歯を装着して治療は終わりです。
インプラントはご自宅での正しいケアと定期的なメンテナンスで、長持ちさせることができます。およそ3ヶ月おきに来院いただき、インプラントの状態をチェックしメンテナンスします。